【新唐人2012年6月29日付ニュース】
海外では中国語ブームが巻き起こり、国際メディアも相次ぎ中国語版を立ち上げています。NYタイムズも中国語版で中国人市場を狙っています。しかし、中国の大手微博サイトですぐ封鎖されました。一方、NYタイムズは将来中国市場に進出したことで、報道の面で制限を受けないのか注目されています。本日のマイクロニュースです。
NTD評論家 趙培
NYタイムズ、ウォールストリートジャーナル、フィナンシャルタイムズなどが中国語サイトを開設。6月27日公開されました。見てみましょう。
デザインはシンプルです。英語版からの訳文がほとんどで、コラム作家の文章も一部あります。NYタイムズは中国の四大ポータルサイトにもオフィシャルサイトを開設。新浪、捜狐、騰訊、網易です。ネットユーザーの発見によると、6月28日、この四つのうち三つがすでに「戦死」していたそうです。それは新浪と捜狐、網易でした。唯一生き残っている騰訊のサイトは、転載のみで評論はできないそうです。不思議なことに6月29日早朝、NYタイムズの新浪IDが突然復活したそうです。
中国ではメディアが封鎖されるかどうかは、中共政権に対する危険度で判断されます。NYタイムズ中国語サイトで二つの文章を見つけました。一つは「谷開来関連のフランス人逮捕」。もうひとつは「中国政治劇背後のフランス人を追う」。いずれも薄熙来事件関連の文章です。中国では二つともアクセスできません。海外メディアが中国市場に進出するとき、中共の脅迫と誘惑に直面します。職業道徳を守れるかどうかは各メディアに対する試練です。
最も典型的な例が香港の英字新聞「サウスチャイナモーニングポスト」。2011年、吉林省の政協委員王向偉を編集長に招き入れてから、自己検閲をはじめました。今年は更に人権派記者が解雇されました。
NYタイムズの中国語サイトを見たとき、驚きの事実を発見しました。協力者リンクに中共のメディア「人民網」、「新華網」が入っており、他にも中共にコントロールされているメディアが名を連ねています。これは危惧すべきことです。
薄熙来事件と共に、中共上層部の分裂が世界に晒されました。中国メディアが中共に厳しく統制されている中、各派は海外メディで情報発信しようとしています。ニューヨークではこんなうわさが流れています。薄瓜瓜が小切手を振り回して、記者の買収を目論み、「党を批判して父を救い」、薄熙来のために国際的勢いを造っているそうです。
本日のマイクロニュースはここまでです。更なる内容は新唐人サイトでご覧ください。
(翻訳/坂本 映像編集/工)